テラヘルツ放射(Terahertz radiation)は、核融合・プラズマ物理学の現象。周波数が0.1〜10THz程度の電磁放射で、遠赤外線とマイクロ波の間に位置する帯域である。レーザー駆動プラズマ中の高速電子やウェーク場とプラズマ周期構造との相互作用によって強力なパルスとして発生し、小型高強度光源への応用が期待される。この用語集が追う論文のうち、タイトルにこの主題が現れるものは41本ある。比重が最も大きかったのは2015–2019年で、その期間の論文の0.17%を占めた。直近の2025–2029年では0.17%。この用語集がこの主題を最初に拾うのは2005年以降で、それ以前の収録論文には現れない。
New concept.
推移
研究の変遷
2005–20144本 · 0.03%
レーザー駆動テラヘルツ放射の初期研究
レーザーパルスとプラズマの相互作用によるテラヘルツ放射の生成が研究され、非一様プラズマチャネルやプラズマスラブ、磁化プラズマ中の異常波などが扱われた。磁場印加による放射の高効率化や集束性の制御が試みられており、プラズマスラブや磁化プラズマといった背景概念と結びついている。
この時代の論文から
- Excitation of terahertz radiation by laser pulses in nonuniform plasma channelsPhysics of Plasmas 2007
- Laser beat wave excitation of terahertz radiation in a plasma slabPhysics of Plasmas 2014
- Numerical and simulation study of terahertz radiation generation by laser pulses propagating in the extraordinary mode in magnetized plasmaPhysics of Plasmas 2014
- Highly focused and efficient terahertz radiation generation by photo-mixing of lasers in plasma in the presence of magnetic fieldPhysics of Plasmas 2014
2015–202637本 · 0.15%
高強度化と多様なプラズマ構造への展開
相対論的レーザー・プラズマ相互作用やマイクロプラズマ導波路、プラズマグレーティング、アレイ状ガウシアンレーザービームなど、より高強度かつ複雑なプラズマ構造を用いたテラヘルツ放射の研究が増加した。磁化プラズマ、超強力レーザー、フェムト秒レーザーといった概念との共起が顕著になり、ウエークフィールドやトムソン散乱、プラズマ波との関連も見られる。
同時に語られた主題磁化プラズマ、超高強度レーザー、フェムト秒レーザー、衝突性プラズマ、導波管、低密度プラズマ
この時代の論文から
- Intense terahertz radiation from relativistic laser–plasma interactionsPlasma Physics and Controlled Fusion 2017
- Multimillijoule terahertz radiation from laser interactions with microplasma waveguidesPlasma Physics and Controlled Fusion 2021
- Wakefield stimulated terahertz radiation from a plasma gratingPlasma Physics and Controlled Fusion 2022
- Terahertz radiation generation and shape control by interaction of array Gaussian laser beams with plasmaPhysics of Plasmas 2016
この数字の作り方
- 数え方 —
- 同じものが別の名前で書かれていてもまとめて数えている。綴りが変わった時期に推移が動いて見える、ということは起きない
- 割合 —
- その時代の収録論文全体に占める比率。コーパスは1970年代より2010年代のほうが9倍大きいため、本数のままではほとんどの主題が右肩上がりに見えてしまう
- 記述 —
- その時代の論文・共起する主題・登場する装置だけを根拠にAIが書いている
- 冒頭の定義 —
- 用語そのものの説明だけは、論文3本の要旨を読ませたうえでAIの分野知識で書かせている。ここだけは収録論文に書かれていることの要約ではない
- 範囲 —
- 収録は6誌に限られる。ここで減っていることは、分野がその取り組みをやめたことを意味しない
