酸化物分散強化鋼(Oxide dispersion strengthened steel、ODS)は、核融合・プラズマ物理学の材料。鋼中に微細な酸化物粒子を均一に分散させた材料で、高温での強度と耐照射性の向上を図ったものである。主に粉末冶金法で作製され、核融合炉の構造材料として650–750°C程度までの使用が想定される。このような鋼は、照射下での欠陥形成を抑制する効果も期待される。この用語集が追う論文のうち、タイトルにこの主題が現れるものは76本ある。比重が最も大きかったのは2015–2019年で、その期間の論文の0.27%を占めた。直近の2025–2029年では0.12%。この用語集がこの主題を最初に拾うのは2005年以降で、それ以前の収録論文には現れない。
推移
他の項目を重ねる
研究の変遷
2005–201422本 · 0.14%
EUROFERとの融合による材料開発期
本時代のODS鋼研究は、EUROFERや低放射化フェライト/マルテンサイト鋼と並んで論じられ、化学組成と製造経路の最適化、クリープ挙動、微細組織評価が中心であった。ホットアイソスタティックプレスや中性子・イオン照射、ヘリウムの共存が特徴的であり、プラズマ対向機器への応用を視野に入れた検討が行われている。
同時に語られた主題ユーロファー、低放射化フェライト/マルテンサイト鋼、フェライト鋼、熱間等方圧加圧、プラズマ対向機器、中性子照射
この時代の論文から
- Optimization of the chemical composition and manufacturing route for ODS RAF steels for fusion reactor applicationNuclear Fusion 2009
- Present development status of EUROFER and ODS-EUROFER for application in blanket conceptsFusion Engineering and Design 2005
- Thermal creep behaviour of the EUROFER 97 RAFM steel and two European ODS EUROFER 97 steels
この数字の作り方
- 数え方 —
- 同じものが別の名前で書かれていてもまとめて数えている(Oxide dispersion strengthened steel、ODS など)。綴りが変わった時期に推移が動いて見える、ということは起きない
- 割合 —
- その時代の収録論文全体に占める比率。コーパスは1970年代より2010年代のほうが9倍大きいため、本数のままではほとんどの主題が右肩上がりに見えてしまう
- 記述 —
- その時代の論文・共起する主題・登場する装置だけを根拠にAIが書いている
- 冒頭の定義 —
- 用語そのものの説明だけは、論文4本の要旨を読ませたうえでAIの分野知識で書かせている。ここだけは収録論文に書かれていることの要約ではない
- 範囲 —
- 収録は6誌に限られる。ここで減っていることは、分野がその取り組みをやめたことを意味しない
