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磁化ダストプラズマ

Magnetized dusty plasma

磁化ダストプラズマ(Magnetized dusty plasma)は、核融合・プラズマ物理学の現象。強磁場中に置かれた微小粒子(ダスト)を含むプラズマにおいて、磁場が粒子の輸送や波動伝搬を直接支配する状態を指す。ダストの電荷質量比が小さいため数テスラの高磁場が必要であり、ダスト密度波や結晶構造の異方性など、非磁化では見られない現象が生じる。この用語集が追う論文のうち、タイトルにこの主題が現れるものは96本ある。比重が最も大きかったのは2005–2009年で、その期間の論文の0.31%を占めた。直近の2025–2029年では0.13%。この用語集がこの主題を最初に拾うのは1995年以降で、それ以前の収録論文には現れない。

目次

  1. 1推移
  2. 2研究の変遷
  3. 3この数字の作り方

推移

0.00.20.4磁化ダストプラズマ197019801990200020102020%
図1 — 磁化ダストプラズマが、5年ごとにその期間の全論文に占めた割合。コーパスは2010年代が1970年代の9倍あるため、件数のままでは何もかもが増加して見える

研究の変遷

1995–200421本 · 0.21%

線形波動解析と非線形摂動理論の開始

この時期の論文は、磁化ダストプラズマ中の波動・不安定性を扱い、ダスト電荷変動、ダスト音響波、Alfvén波、表面波、誘導ブリルアン散乱などと結びつけて解析的・摂動的な研究が中心である。具体的には、非線形に結合した upper-hybrid 波と modified Alfvén モードのダイナミクス、衝突・磁化ダストプラズマ中のダスト音響波の線形・非線形特性、ダスト電荷変動を伴うダスト音響孤立波の高次解が示されている。この時代のタイトルはすべて理論・解析的であり、特定の実験装置は登場しない。

同時に語られた主題ダストプラズマ、表面波、誘導ブリルアン散乱、ブリルアン散乱、アルフヴェン波、ダスト帯電

この時代の論文から

  • [1]Dynamics of nonlinearly coupled upper-hybrid waves and modified Alfvén modes in a magnetized dusty plasmaPhysics of Plasmas 2003
  • [2]Comment on “Stimulated Brillouin scattering in a magnetized dusty plasma with charge fluctuation” [Phys. Plasmas9, 3752 (2002)]Physics of Plasmas 2003
  • [3]Response to “Comment on ‘Stimulated Brillouin scattering in a magnetized dusty plasma with charge fluctuation’ ” [Phys. Plasmas10, 2619 (2003)]Physics of Plasmas 2003
  • [4]Linear and nonlinear properties of dust-acoustic waves in collisional, magnetized dusty plasmasPhysics of Plasmas 2003

2005–201447本 · 0.31%

孤立波・衝撃波から結晶と将来展望へ

この時期には、磁化ダストプラズマ中の孤立波・音響孤立波・衝撃波・イオン音響波・ダスト音響波・lower hybrid などと並んで、ダストプラズマ結晶 (DPCs) からの誘導放出や、磁化ダストプラズマを複雑プラズマ研究の次のフロンティアと位置づける展望論文が現れる。具体的には、vortexlike イオン分布を持つホットな磁化ダストプラズマ中の臨界密度孤立波構造、ダスト帯電と非熱イオン効果を伴う衝撃波、低周波電磁波のモード結合などが扱われている。

同時に語られた主題ダストプラズマ、孤立波、音響孤立波、イオン音波、ダスト音波、衝撃波

この時代の論文から

  • [1]Generation of stimulated emission from a relativistic beam by magnetized dusty plasma crystals (DPCs)Plasma Physics and Controlled Fusion 2010
  • [2]Magnetized dusty plasmas: the next frontier for complex plasma researchPlasma Physics and Controlled Fusion 2012
  • [3]Critical density solitary waves structures in a hot magnetized dusty plasma with vortexlike ion distribution in phase spacePhysics of Plasmas 2005
  • [4]Shock wave in magnetized dusty plasmas with dust charging and nonthermal ion effectsPhysics of Plasmas 2005

2015–202628本 · 0.11%

実験観測の登場とソリトン・カオス研究の多様化

この時期の論文は、磁化ダストプラズマ実験装置 MDPX (Magnetized Dusty Plasma Experiment) でのパターン形成の観測を含む実験報告が現れ、ダスト音響波・イオン音響波・表面波・トラップ電子・超熱電子・孤立波・衝撃波などと関連づけられている。理論的には、非熱イオンを伴う磁化ダストプラズマ中のダスト電荷変動が多次元不安定性に与える効果、自己重力磁化ダストプラズマスラブ中の表面プラズマ波の特性、Rao ダスト Alfvén 波の摂動ソリトン励起、非線形ダスト音響波のソリトン的・カオス的挙動が扱われている。MDPX の観測が加わることで、従来の解析・理論研究に実験的な側面が加わった。

この記述以降に論文が追加されている

同時に語られた主題ダストプラズマ、ダスト音波、イオン音波、捕捉電子、表面波、超熱電子

この時代の論文から

  • [1]Pattern formation in strongly magnetized plasmas: observations from the magnetized dusty plasma experiment (MDPX) devicePlasma Physics and Controlled Fusion 2020
  • [2]Effect of dust charge fluctuation on multidimensional instability of dust-acoustic solitary waves in a magnetized dusty plasma with nonthermal ionsPhysics of Plasmas 2015
  • [3]Characteristics of the surface plasma wave in a self-gravitating magnetized dusty plasma slabPhysics of Plasmas 2015
  • [4]Perturbed soliton excitations of Rao-dust Alfvén waves in magnetized dusty plasmasPhysics of Plasmas 2016

この数字の作り方

数え方 —
同じものが別の名前で書かれていてもまとめて数えている。綴りが変わった時期に推移が動いて見える、ということは起きない
割合 —
その時代の収録論文全体に占める比率。コーパスは1970年代より2010年代のほうが9倍大きいため、本数のままではほとんどの主題が右肩上がりに見えてしまう
記述 —
その時代の論文・共起する主題・登場する装置だけを根拠にAIが書いている
冒頭の定義 —
用語そのものの説明だけは、論文5本の要旨を読ませたうえでAIの分野知識で書かせている。ここだけは収録論文に書かれていることの要約ではない
範囲 —
収録は6誌に限られる。ここで減っていることは、分野がその取り組みをやめたことを意味しない

磁化ダストプラズマ

種別
現象
論文数
96 本
初出
1995–1999 年(9本)
最盛期
2005–2009 年0.31%
直近
2025–2029 年0.13%

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