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ホイスラー波

Whistler waves

ホイスラー波(Whistler waves)は、核融合・プラズマ物理学の現象。磁力線に沿って伝播する電磁波であり、周波数はイオンサイクロトロン周波数と電子サイクロトロン周波数の間に位置する。電子との共鳴相互作用により粒子の加速・散乱を引き起こし、地球放射線帯や核融合プラズマ中の高エネルギー電子の挙動に重要な役割を果たす。この用語集が追う論文のうち、タイトルにこの主題が現れるものは38本ある。比重が最も大きいのは直近の2025–2029年で、その期間に発表された論文の0.15%を占める。この用語集がこの主題を最初に拾うのは1980年以降で、それ以前の収録論文には現れない。

目次

  1. 1推移
  2. 2研究の変遷
  3. 3よく登場する装置
  4. 4この数字の作り方

推移

0.00.10.2ホイスラー波197019801990200020102020%
図1 — ホイスラー波が、5年ごとにその期間の全論文に占めた割合。コーパスは2010年代が1970年代の9倍あるため、件数のままでは何もかもが増加して見える

研究の変遷

1970–19841本 · 0.04%

低域混成周波数近傍でのプラズマ生成

この時代は、ホイスラー波が低域混成波と関連づけて論じられ、低域混成周波数近傍での効率的なプラズマ生成が報告された。該当論文は1本のみである。

同時に語られた主題低域混成波

この時代の論文から

  • [1]Very efficient plasma generation by whistler waves near the lower hybrid frequencyPlasma Physics and Controlled Fusion 1984

1985–19944本 · 0.07%

吸収機構をめぐる議論と電子ビーム・磁化プラズマとの相互作用

吸収機構をめぐるコメントと応答が交わされるとともに、密度変調電子ビームと磁化プラズマの相互作用によるホイスラー波放射や、プラズマ帰還電流の高速減衰が研究された。これらはすべて1994年に発表されている。

同時に語られた主題磁化プラズマ、電子ビーム

この時代の論文から

  • [1]Comment on ‘‘The absorption mechanisms of whistler waves in cool, dense, cylindrically bounded plasmas’’ [Phys. Fluids B5, 3864 (1993)]Physics of Plasmas 1994
  • [2]Response to ‘‘Comment on ‘The absorption mechanisms of whistler waves in cool, dense, cylindrically bounded plasmas’ ’’ [Phys. Fluids B5, 3864 (1993)]Physics of Plasmas 1994
  • [3]Interaction of a density modulated electron beam with a magnetized plasma: Emission of whistler wavesPhysics of Plasmas 1994
  • [4]Fast decay of plasma return currents due to whistler wavesPhysics of Plasmas 1994

1995–20042本 · 0.02%

相対論的電子とビームによるホイスラー波

相対論的電子のピッチ角拡散が、ホイスラー波との共鳴相互作用として解析された。また、相対論的電子ビームが冷プラズマ中で斜めホイスラー波を生成する過程が研究された。

同時に語られた主題相対論的電子、相対論的電子ビーム、電子ビーム、低温プラズマ

この時代の論文から

  • [1]Pitch-angle diffusion of relativistic electrons due to resonant interactions with whistler wavesPhysics of Plasmas 1999
  • [2]Oblique whistler waves generated in cold plasma by relativistic electron beamsPhysics of Plasmas 2000

2005–201411本 · 0.07%

非線形物理、加熱・加速、トカマクと宇宙空間での観測

相対論的電子のカオス運動や非線形ホイスラー波による電子加熱が調べられた。トカマク中の相対論的逃走ビームが駆動するホイスラー波の準線形解析、捕捉電子を持つホイスラー波の側波帯不安定性の分類、静止軌道付近でのホイスラー波と電子加速の相関観測も行われた。

同時に語られた主題捕捉電子、太陽風、相対論的電子、磁化プラズマ、運動論的アルヴェーン波、電子加熱

この時代の論文から

  • [1]Chaotic motion of relativistic electrons driven by whistler wavesPlasma Physics and Controlled Fusion 2007
  • [2]Electron heating by nonlinear whistler wavesPlasma Physics and Controlled Fusion 2007
  • [3]Quasi-linear analysis of whistler waves driven by relativistic runaway beams in tokamaksPlasma Physics and Controlled Fusion 2008
  • [4]Classification of sideband instability regimes for whistler waves with trapped electronsPlasma Physics and Controlled Fusion 2009

2015–202620本 · 0.08%

非線形波動-粒子相互作用、逃走電子、宇宙・実験室プラズマ

放射線帯でのVLFホイスラー波のパラメトリック励起と高エネルギー電子との相互作用、静粛な逃走電子プラズマ中の低周波ホイスラー波、イオン速度リング分布による低域混成波とホイスラー波の生成が報告された。さらに、斜めホイスラー波の非線形効果や、実験室および宇宙プラズマでの自己無撞着な非線形波動-粒子相互作用の解析が行われ、DIII-Dトカマクでの観測も含まれる。

この記述以降に論文が追加されている

同時に語られた主題磁化プラズマ、逃走電子、波動加熱、太陽風、パラメトリック崩壊、磁気リコネクション

この時代の論文から

  • [1]Parametric excitation of very low frequency (VLF) electromagnetic whistler waves and interaction with energetic electrons in radiation beltPlasma Physics and Controlled Fusion 2018
  • [2]Low-frequency whistler waves in quiescent runaway electron plasmasPlasma Physics and Controlled Fusion 2019
  • [3]Influence of plasma beta on the generation of lower hybrid and whistler waves by an ion velocity ring distributionPhysics of Plasmas 2015
  • [4]Nonlinear effects associated with oblique whistler waves in space plasmasPhysics of Plasmas 2016

よく登場する装置

diii-d1

この数字の作り方

数え方 —
同じものが別の名前で書かれていてもまとめて数えている。綴りが変わった時期に推移が動いて見える、ということは起きない
割合 —
その時代の収録論文全体に占める比率。コーパスは1970年代より2010年代のほうが9倍大きいため、本数のままではほとんどの主題が右肩上がりに見えてしまう
記述 —
その時代の論文・共起する主題・登場する装置だけを根拠にAIが書いている
冒頭の定義 —
用語そのものの説明だけは、論文8本の要旨を読ませたうえでAIの分野知識で書かせている。ここだけは収録論文に書かれていることの要約ではない
範囲 —
収録は6誌に限られる。ここで減っていることは、分野がその取り組みをやめたことを意味しない

ホイスラー波

種別
現象
論文数
38 本
初出
1980–1984 年(1本)
最盛期
2025–2029 年0.15%
主な装置
diii-d

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