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レーザー誘起蛍光

Laser-induced fluorescence

レーザー誘起蛍光(Laser-induced fluorescence)は、核融合・プラズマ物理学の計測。プラズマ中の原子・分子・イオンを波長可変レーザーで共鳴励起し、その後の蛍光を観測して局所的な密度・流速・温度などを測定する分光診断である。トカマク周辺部やダイバータなど高温プラズマの粒子挙動解明に有効で、電場・磁場の測定にも応用される。この用語集が追う論文のうち、タイトルにこの主題が現れるものは40本ある。比重が最も大きかったのは1985–1989年で、その期間の論文の0.24%を占めた。直近の2025–2029年では0.06%。この用語集がこの主題を最初に拾うのは1985年以降で、それ以前の収録論文には現れない。

目次

  1. 1推移
  2. 2研究の変遷
  3. 3よく登場する装置
  4. 4この数字の作り方

推移

0.00.10.3レーザー誘起蛍光197019801990200020102020%
図1 — レーザー誘起蛍光が、5年ごとにその期間の全論文に占めた割合。コーパスは2010年代が1970年代の9倍あるため、件数のままでは何もかもが増加して見える

研究の変遷

1985–199410本 · 0.18%

トカマク周辺部とMHDプラズマへの応用

この時代のLIFは、トカマク近壁領域の不純物挙動やMHD燃焼ガス中のアルカリ原子密度分布の計測に応用され、磁化プラズマ中の速度分布計測へと拡がった。代表的な論文には、不純物挙動の研究や高電離プラズマの速度プロファイル決定がある。全タイトルに占める割合は0.18%で、磁化プラズマ・磁気流体力学・不純物・密度分布といった語と共起している。

同時に語られた主題磁化プラズマ、電磁流体力学、不純物、密度分布

この時代の論文から

  • [1]Study of impurity behaviour in tokamak near-wall region by laser-induced fluorescenceNuclear Fusion 1985
  • [2]Determination of the velocity profile of a streaming highly ionized plasma by laser-induced fluorescence spectroscopyPlasma Physics and Controlled Fusion 1990
  • [3]Application of laser-induced fluorescence to high-temperature plasmasPlasma Physics and Controlled Fusion 1993
  • [4]Two‐dimensional laser‐induced fluorescence‐detection system for measurements of number density profiles of seed alkali atoms in MHD combustion gas plasmasReview of Scientific Instruments 1987

1995–20049本 · 0.09%

乱流可視化と輸送計測への展開

この時代では、プラズマ乱流の可視化やFokker-Planck拡散の測定、偏光LIFによる電場分布計測など、輸送現象への応用が中心となった。ヘリコンプラズマや水素原子密度の絶対測定など対象が多様化し、プラズマ乱流・プラズマ診断・ヘリコンプラズマ・Fokker-Planckと共起している。

同時に語られた主題プラズマ乱流、プラズマ診断、ヘリコンプラズマ、フォッカー・プランク

この時代の論文から

  • [1]Mini-conference on laser-induced fluorescence in plasmasPhysics of Plasmas 2004
  • [2]Measurement of Fokker-Planck Diffusion with Laser-Induced FluorescencePHYSICAL REVIEW LETTERS 1995
  • [3]Polarized laser-induced fluorescence spectroscopy for measuring electric field distribution in plasmasReview of Scientific Instruments 1999
  • [4]Visualization of plasma turbulence with laser-induced fluorescence (invited)Review of Scientific Instruments 2001

2005–20144本 · 0.03%

局所イオン種計測と間接電場決定

この時代は、誘導結合プラズマ中の準安定アルゴンイオン計測や、Kr II LIFによるプラズマ加速計測など、特定のイオン種と光源を用いた局所計測が行われた。また、三次元解析や電場の間接決定といった手法が現れ、誘導結合プラズマ・アルゴンと共起している。

同時に語られた主題誘導結合プラズマ、アルゴン

この時代の論文から

  • [1]Diode laser-induced fluorescence measurements of metastable argon ions in a magnetized inductively coupled plasmaPhysics of Plasmas 2006
  • [2]Indirect determination of the electric field in plasma discharges using laser-induced fluorescence spectroscopyPhysics of Plasmas 2014
  • [3]Three-dimensional analysis of microwave generated plasmas with extended planar laser-induced fluorescenceReview of Scientific Instruments 2007
  • [4]Kr II laser-induced fluorescence for measuring plasma accelerationReview of Scientific Instruments 2012

2015–202617本 · 0.07%

核融合装置ダイバータ計測と実機応用

この時代では、ITERダイバータやEASTでの応用が顕著で、トムソン散乱との統合や二光子励起LIFの設計など、実機核融合装置に向けた計測が進められた。ヘリコンプラズマ中のイオン流計測や、タングステン・ヘリウム・プラズマシースといった周辺プラズマ関連語と共起し、アルゴンとの共起も多い。

この記述以降に論文が追加されている

同時に語られた主題アルゴン、タングステン、トムソン散乱、熱伝導率、プラズマシース、プラズマ診断

この時代の論文から

  • [1]Integration of Thomson scattering and laser-induced fluorescence in ITER divertorNuclear Fusion 2019
  • [2]Laser-induced fluorescence for ITER divertor plasmaFusion Engineering and Design 2017
  • [3]Laser-induced fluorescence of helium ions in ITER divertorFusion Engineering and Design 2019
  • [4]Design of a two-photon laser-induced fluorescence system on Experimental Advanced Superconducting Tokamak (EAST)Fusion Engineering and Design 2021

よく登場する装置

iter3east1

この数字の作り方

数え方 —
同じものが別の名前で書かれていてもまとめて数えている。綴りが変わった時期に推移が動いて見える、ということは起きない
割合 —
その時代の収録論文全体に占める比率。コーパスは1970年代より2010年代のほうが9倍大きいため、本数のままではほとんどの主題が右肩上がりに見えてしまう
記述 —
その時代の論文・共起する主題・登場する装置だけを根拠にAIが書いている
冒頭の定義 —
用語そのものの説明だけは、論文4本の要旨を読ませたうえでAIの分野知識で書かせている。ここだけは収録論文に書かれていることの要約ではない
範囲 —
収録は6誌に限られる。ここで減っていることは、分野がその取り組みをやめたことを意味しない

レーザー誘起蛍光

種別
計測
論文数
40 本
初出
1985–1989 年(6本)
最盛期
1985–1989 年0.24%
直近
2025–2029 年0.06%
主な装置
itereast

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