散乱計測(Scattering diagnostic)は、核融合・プラズマ物理学の計測。レーザーやマイクロ波などの電磁波をプラズマに入射し、電子やイオン、密度揺動による散乱光を解析することで、電子温度・密度、乱流、高速イオン分布などを測定する手法である。トムソン散乱や集団散乱、後方散乱など様々な方式があり、核融合実験装置の重要な計測手段となっている。この用語集が追う論文のうち、タイトルにこの主題が現れるものは81本ある。比重が最も大きいのは直近の2025–2029年で、その期間に発表された論文の0.27%を占める。この用語集がこの主題を最初に拾うのは1980年以降で、それ以前の収録論文には現れない。
推移
他の項目を重ねる
研究の変遷
1970–19841本 · 0.04%
黎明期のトムソン散乱診断
散乱計測の初期事例はThomson scattering診断として現れ、定常状態の低密度・高温プラズマに適用された。コーパス内での割合は0.04%と極めて小さく、Plasma diagnosticsの枠組みの中で論じられている。
この時代の論文から
- Thomson scattering diagnostic for a low‐density, high‐temperature, steady‐state plasmaReview of Scientific Instruments 1982
1985–19948本 · 0.15%
多様なプラズマへの展開とアルファ粒子計測
Thomson scattering診断がASDEXの境界層、アークプラズマ、プラズマフォーカス装置など多様な対象に適用され、関連語としてPlasma diagnostics(8)とThomson scattering(7)が並ぶ。またCO2レーザーによる核融合生成アルファ粒子計測やマイクロ波トカマク実験での散乱計測が登場し、Energetic ion・Alpha particleという語が現れる。
よく登場する装置
この数字の作り方
- 数え方 —
- 同じものが別の名前で書かれていてもまとめて数えている。綴りが変わった時期に推移が動いて見える、ということは起きない
- 割合 —
- その時代の収録論文全体に占める比率。コーパスは1970年代より2010年代のほうが9倍大きいため、本数のままではほとんどの主題が右肩上がりに見えてしまう
- 記述 —
- その時代の論文・共起する主題・登場する装置だけを根拠にAIが書いている
- 冒頭の定義 —
- 用語そのものの説明だけは、論文21本の要旨を読ませたうえでAIの分野知識で書かせている。ここだけは収録論文に書かれていることの要約ではない
- 範囲 —
- 収録は6誌に限られる。ここで減っていることは、分野がその取り組みをやめたことを意味しない
