電流分布(Current profile)は、核融合・プラズマ物理学の計測。プラズマ中を流れるトロイダル電流密度の半径方向分布であり、安全係数q分布と磁気シアを定める。MHD安定性・閉じ込め性能・非誘導電流駆動の制御に直結し、モート・スターク効果や偏光計などの計測と平衡再構成から決定される。この用語集が追う論文のうち、タイトルにこの主題が現れるものは107本ある。比重が最も大きかったのは1995–1999年で、その期間の論文の0.36%を占めた。直近の2025–2029年では0.02%。この用語集がこの主題を最初に拾うのは1975年以降で、それ以前の収録論文には現れない。
解説
電流分布(current profile)とは、トカマクプラズマを流れるトロイダル(環方向)電流が断面内のどの位置にどの密度で分布しているかを表す、プラズマの基本的な空間プロファイルである。単に中心に尖った分布ではなく、中空(hollow)な分布や、ペデスタル端に局在した電流を持つ分布もあり、その形がプラズマの閉じ込め性能と MHD 安定性を直接左右する。電流分布は直接は見えないため、外部磁気測定と内部計測を組み合わせた平衡再構成、およびリアルタイム制御という診断・制御の両面から研究される。トロイダル電流密度分布と、そこから導かれる安全係数 q プロファイルの例を図に示す。図は、外部磁気測定と運動スタルク効果(MSE)測定を制約として再構成された電流密度プロファイル(上段)と対応する q プロファイル(下段左)、および再構成の収束誤差(下段右)を、2つの放電について並べて示している。

fig.6 Reconstruction of current profiles from external magnetic and MSE measurements on DIII-D (2026) · CC BY 4.0
Toroidal current density profiles at (a) 170361.04340 and (b) 164510.03500 obtained by kinetic equilibrium reconstruction (dashed blue) and EFIT using the new current model (solid lines) and constraints from external magnetic and MSE data. PPKNT_KNOTS and FFKNT_KNOTS are the interpolation knots for the reconstructed P^{\prime} and FF^{\prime} profiles, respectively. (c) Comparison of q profiles: the dashed lines show the q profile from kinetic EFIT, while the solid lines correspond to the new model. (d) Convergence error and {\chi ^2}.
推移
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研究の変遷
1970–19844本 · 0.16%
MHD安定性の枠組みで捉えられた初期の電流分布研究
電流分布は主にテアリングモードやキンクモードの成長率、MHD平衡、リミターとの相互作用、エネルギー閉じ込め時間との関連で論じられた。装置名は明示されず、トカマクやゼータピンチにおける安定性解析の枠組みで扱われた。
同時に語られた主題リミッター、テアリングモード、電磁流体力学、キンクモード、エネルギー閉じ込め、閉じ込め時間
この時代の論文から
よく登場する装置
この数字の作り方
- 数え方 —
- 同じものが別の名前で書かれていてもまとめて数えている。綴りが変わった時期に推移が動いて見える、ということは起きない
- 割合 —
- その時代の収録論文全体に占める比率。コーパスは1970年代より2010年代のほうが9倍大きいため、本数のままではほとんどの主題が右肩上がりに見えてしまう
- 記述 —
- その時代の論文・共起する主題・登場する装置だけを根拠にAIが書いている
- 冒頭の定義 —
- 用語そのものの説明だけは、論文79本の要旨を読ませたうえでAIの分野知識で書かせている。ここだけは収録論文に書かれていることの要約ではない
- 解説 —
- では、5本の論文(うち全文2本)と1枚の図版を読ませたうえでAIが書いている
- 範囲 —
- 収録は6誌に限られる。ここで減っていることは、分野がその取り組みをやめたことを意味しない
